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邦画Sクラスの作品 | |
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No | タイトル |
1 | 1997 ラヂオの時間 |
2 | 1991 12人の優しい日本人 |
3 | 1927 生きる |
4 | 1929 七人の侍 |
5 | 1982 転校生 |
6 | 1989 火宅の人 |
7 | 1996 (ハル) |
8 | 1981 駅 Station |
9 | 1983 楢山節考 |
10 | 1997 失楽園 |
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1927 生きる |
「いぃのちぃみじぃかし〜恋せよおとめぇ〜」 大正時代のラブソング「ゴンドラの唄」である。 市役所のおいぼれ中年が主人公でこの唄を口ずさむ。 余命半年のガンに蝕まれ、ひょんなことからその事を知ってしまう。 その時中年男は!! 人間の「生」について、人間の生きがいについて考えさせられる。 動の「七人侍」に対して、静の「生きる」、世界のクロサワの代表作である。 わたしは「生きる」のほうが好きである。 生きることに疑問を持ったらこれを見ましょう。 主人公は志村喬である。 志村喬は黒沢映画には欠かせない俳優である。 「七人の侍」では七人の侍の中のリーダー侍を演じた。 見ためサエナイただのオッサンである。 モーガン・フリーマンっぽい感じだ。 しかしシブい!!、いぶし銀である。 |
1981 駅 Station |
高倉健が主演で刑事。 3部(?)くらいから構成される。 雪国での場末の飲み屋での倍賞千恵子との大人の恋がよい。 八代亜紀の「舟歌」が流れるのだが、ぴったり合う。 健さん、雪国、飲み屋、「舟歌」のキーワードはたまらんねぇ。 おいらもおっさんになったらこのような恋をしたいのう。 |
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1989 火宅の人 |
原作が壇一雄の小説で、壇ふみのとうさんである。 監督は深作欣二、バトルロワイヤルの監督である。 壇ふみも少し出演。 文芸界に身を置く中年作家が主人公。緒方拳である。 妻がいしだあゆみで子どもが5人いるという設定。 太宰治や中原中也も出てくるように、その時代の文学界が時代背景。 緒方拳が愛人である原田美枝子扮する演劇女優との愛欲生活や松坂慶子扮するホステスとの放浪旅行などをする。 緒方拳のその人生に憧れたりもする。 原田美枝子がすごいんだよ。 あ、あ、あのちちがぁ〜。 |
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19** さびしんぼう |
本作は大林宣彦の尾道三部作の第三部。 くるくるトンボ返りする主人公の友達がいる。 身軽だなー。 |
1929 七人の侍 |
本物の時代劇を作ろうってことで作成された黒沢監督代表作品。 「荒野の七人」はこれのリメイクである。そっちもおもしろいよ。 野武士に襲われ続ける百姓が、浪人を雇って野武士をやっつけてもらうという話である。集まったのが七人の侍。 志村喬が七人の中でリーダー侍で、三船敏郎が七人の中のおまけのようなコミカルな役どころである。 最後の雨の中の野武士との馬上の格闘シーンは迫力である。 日本映画の最高峰と言われている名作である。 |
1997 失楽園 |
当時37才でありながら、あの若々しさ。 黒木瞳の妖艶さに一票。 ドラマの川島なおみより断然黒木瞳!! |
19** Shell we ダンス? |
本作とウリナリで社交ダンスがブームに。 邦楽で久々のヒット。 |
1991 12人の優しい日本人 |
三谷幸喜脚本演出の作品。 ヘンリー・フォンダの「12人の怒れる男」のパロディである。 日本に陪審員制度があったら...という設定で、裁判のシーンはない。 陪審の始めから物語は始まる。 密室劇で陪審の討論のみである。 有罪か無罪かで話があっちいったりこっちいったりするところは、ラヂオの時間に通じる。 ヘンリー・フォンダの「12人の怒れる男」のパロディに終わっていない。 こっちのほうが面白いし笑える。 こっちを見ればヘンリー・フォンダのほうは見なくて良い。 見比べる意味で見るのならよいが。 登場人物に名前はない。これは洋画と同じ。 主人公の男(ダレが主人公なのかも分かりにくいのだが)は無名時代の豊川悦司であり、東京サンシャインボーイズのいわゆる三谷作品の常連が顔を出している。 |
19** 白い巨塔 |
田宮次郎は渋い。 医局の教授出世争いに終始する。 やや期待外れ。 |
19** 砂の器 |
松本清張原作。 松本清張が唯一映画化が成功した本作。 確かに原作よりよい出来である。 社会派ミステリーに主人公の自出、ハンセン病をベイストし親子の愛を描く。 小説より映画のほうが泣く。 丹波哲郎、加藤剛、森田健作出演 |
19** 青春の門 筑豊編 |
五木寛之の小説が原作。 田中健、吉永小百合、小林明、大竹しのぶ、関根(高橋)恵子。 炭坑の村で生まれ育った伊吹信介の青春ドラマ。 主演に田中健、義母に吉永小百合、幼なじみに大竹しのぶ。 伊吹信介の幼年から高校卒業までを描く。 青い青春をたっぷり満喫されたし。 |
19** 青春の門 自立編 |
五木寛之の小説が原作。 田中健、大竹しのぶ、いしだあゆみ。 炭坑の村で生まれ育った伊吹信介の青春ドラマ。 主演に田中健、幼なじみに大竹しのぶ。 早稲田大学に入学した信介青年のパッとしない生活を描く。 女郎いしだあゆみがいい味だしています。 青い青春をたっぷり満喫されたし。 |
19** 戦国自衛隊 |
千葉真一。 自衛隊が戦国時代にタイムスリップ、そこで全国統一をめざす。 戦闘シーンが迫力!! 薬師丸ひろ子が少年兵役でちょこっと出てるよ。 |
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1982 転校生 |
原作は山中恒の童話である。 本作は大林宣彦の尾道三部作の第一部「転校生」 ご存じの通り、男の子と女の子が入れ代わってしまうというお話だが、 映画では中学生(高校生?)だが、原作では小学六年生。 映画で小林聡美が脱いでいたが、心配するなかれ幼く見えるが当時の彼女は19才。 尾道三部作の「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」とある。 本作が一番よいぞ。 |
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1983 楢山節考 |
カンヌ映画祭グランプリ。 坂本スミ子、緒方拳、左とん平。 年寄りを姥捨て山に捨てに行くという昔の村のお話。 左とん平が臭い男の役。 倍賞美津子、清川虹子、あき竹城の濡れ場が見れる。 生々しいべ。 というか困ってしまう。 |
19** 野良犬 |
黒澤明監督、志村亮、三船敏郎。 志村亮、三船敏郎が刑事。 拳銃を盗まれた若い刑事の話。 |
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2000 バトルロワイヤル |
R−15指定。 監督は深作欣二。 中学生同士が殺し合うというショッキングな設定が社会現象にもなった。 藤原竜也、ビートたけし出演。 原作は小説であり、小説の中ではたけし演じる先生は「坂持金八」と金八先生をパロっている。 恐らく原作者は金八世代と思われる。 重要な役である「川田章吾」と「桐山和雄」が映画では孤島での参加者となっている。 小説ではちゃんとしたクラスメート。(川田は転校生であるが) 生徒個人個人の書き方は当然小説のほうが上。 コミックも出ているゾ。 そっちもエログロ路線で◎ |
1996 (ハル) |
内野聖陽、深津絵里が主演。 インターネットが普及する前のパソコン通信での面識のない男女がメールのやりとりで親密になっていくという話。 THE BOOMのヴォーカル・宮沢和史が深津絵里の見合い相手として登場。 トム・ハンクスとメグ・ライアンの「ユー・ガット・メール」に似ているが、「(ハル)」のほうがかなり前だし面白い。 映画見ていても殆どメールの内容を読んでいるようなものなのだが、主人公の男女の心境の変化が良く分かる。 携帯電話でのメールが出来るようになるかなり前に放映された映画なので、当時はかなり斬新!! |
19** 秘密 |
広末涼子、小林薫。 ストーリーは娘の体にお母さんの乗り移ってしまうというもの。 映画では娘は広末で高校生だが、原作では娘は最初小学五年生だ。 映画では広末が「あたしが口で・・・」ってとこだけがみどころでした。 ラストシーンは原作のほうがより劇的。 というか、映画ではラストの意味が違ってきちゃうよ。 広末ファン以外は小説がおすすめ。 |
19** 不夜城 |
金城武、山本未来 山本未来が大胆なベットシーンで○ 原作に忠実。 |
1999 ホワイトアウト |
織田雄二主演。 クリフハンガー+ダイ・ハードである。 賛否両論あろうが、邦画としてはがんばったほうではないか。 小説のほうがよい。 でも本作のラストシーンではちょい涙。 |
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19** マルサの女 |
伊丹十三監督の代表作。 なぜこれが代表作かと言うと、これだけ2がある。 特別査察部いわゆるマルサは脱税者の自宅等を検査し隠し財産や二重帳簿を調べる。 こんなところに隠すのかーと関心する。 |
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19** 酔いどれ天使 |
黒澤明監督、志村亮、三船敏郎。 ゴールデントリオである。 志村亮が酔っ払いの医師で三船敏郎がチンピラである。 奇妙な友情が○ |
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1997 ラヂオの時間 |
三谷幸喜初監督作品。 文句なく面白い。 映画館で見たのだが、大爆笑につぐ大爆笑。 密室劇であるところと、話が思わぬ方へ展開していく様は12人の優しい日本人に通じる。どちらも演劇を映画として興こしたものである。 お笑いポイントが至る所にちりばめられている。 見事なコメディである。 三谷幸喜演出の演劇で「笑いの大学」というのをテレビで見たことがある。 戦時中で演劇の脚本をお上が監査するというもので、警察が演劇の脚本家に何度も書き直しを命じ、その脚本がどんどん違う方向へ行ってしまうという話である。 その演劇は「ラヂオの時間」「12人の優しい日本人」に通じる。 出演者はその二人だけで公演時間は2Hもある。 |
1951 羅生門 |
日本映画が世界に認められた始めの一本。 アカデミー外国語映画賞受賞。 黒澤明監督、志村亮、三船敏郎。 原作は芥川竜之介だが、例の「老婆が死人に髪を抜いてカツラを作ろうとしている話」の羅生門ではない。 この映画は竜之介の「羅生門」と「藪の中」を掛け合わせたもの。 というより、ほとんど「藪の中」 ストーリーは難解、わけがわからん。 なじぇこれが外国語映画賞?という感じ。 |