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むろむろ旅行記 <<沖縄旅行 最後のピース>>
2008年1月1日(火) 四日目 ちゅら海バスツアー

今日で沖縄四日目、そして今日は一月一日。
あけましておめでとうございます。
家以外で新年を迎えたのは、人生初であります。

今日の予定は、昨日とは違うバス会社のバスツアー「ちゅら海バスツアー」に参加。
1.琉球城蝶々園
2.ちゅら海水族館
3.名護パイナップルパーク
4.森のガラス館
を回ります。
昨日は沖縄の南部を回りましたが、本日は北部を回ります。

バスツアー

8:40にホテルを出て、集合場所の別のホテルへ行く。
歩きで5分である。
今日は寒い、今までで一番寒いわ。
高級ホテル(私が宿泊しているホテルは高級ではない)のロビーが集合場所。
バスガイドさんに案内されてバスの中へ。
このホテルで合流するのは私一人のようだ。
むろ 「沖縄でもこんなに寒くなるんですね」
ガイド「でもこんなに寒いのは滅多にないですよ」

今日は全席指定席になっている。
オイラは一人参加なので一人で座る。
なんと12のホテルを回って客を乗せるのだ。
オイラは5つめに巡回したホテルから搭乗。
あと7ホテルに止まり乗客を乗せる。
なので全乗客が搭乗するまではガイドはなし。
暇なのでオイラは持ってきた本を読んで時間を潰す。

全乗客が搭乗したときは、私が搭乗してから1時間半が経っていた。
全乗客が搭乗したのでバスガイドさんによるガイドが始まり、最初の観光地まで40分かかった。
つまり、2時間ちょいかかっている。
おー、今日はバスに乗っている時間が長いなー。疲れたわ。
ガイドについては後に触れよう。

蝶々園 1.琉球城蝶々園

最初の観光地に到着したのが琉球城蝶々園。
11:30。
蝶々園なのでチョウチョに触れられる。
虫が苦手な私はビクビク。
特に毛虫が大嫌い。
目を細めで挑もう。
うわっ、ポスターに毛虫の写真が。
見てもうた。うぇーん。

うわっ、耳元にチョウがっ!
『うわっ、』ってちょっと悲鳴をあげてしまった。
同じバスツアーの人たちに失笑を買ってしまった。
恥ずかしい。

赤いものに止まる習性があるそうで、備え付けの赤い帽子をかぶれば、頭にチョウが寄ってくるそうだ。
オイラにはちょっとできない。
現物の毛虫を見ないようにそそくさと退場。
そういう水槽があった。
すごい勢いで顔を背けたがな。

2.海洋博公園

琉球城蝶々園からバスでわずか5分。
続いては海洋博公園。
この公園の中にちゅら海水族館があるのだ。
さみー、風も強い。
12:00から14:30まで自由時間。
いろいろな施設が詰まっていて2時間半ではとてもすべては回りきれないそうだ。
だから行きたいところへ選んで回る必要がある。

14 ちゅら海水族館

とりあえず、目的のちゅら海水族館へ。
結構込んでるねー。元日なのに。

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これが一日中見ていても飽きないという世界最大の大水槽「黒潮の海」
ほー、これは見てて飽きんな。

エイ
マンタ(オニイトマキエイ)
これが有名なマンタか。
これはでかい。
この水槽に数匹いた。
凧みたい。

ジンベイザメ
ジンベイザメ
小判ざめがくっついてる。
ジンベイザメは最大なら14メートルにもなるのだそうだ。
ジンベイザメはこの水槽に4匹もいて、水槽をぐるぐる回っていた。

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このサカナはオイラをずっとにらんでいた。


というわけで、ちゅら海水族館は50分ほど楽しんだ。
次に行くのは野外にあるオキちゃんの劇場。
寒い中、開演まで10分ほど待つ。

オキちゃん オキちゃんの劇場

オキちゃんというイルカのイルカショー。
オキナワだからオキちゃんか。

イルカショーって初めてみた。

屋外なのでめっちゃ寒い、風は強いし、小雨ぱらつく。
ずっとフードを被っていた。

でもイルカショーは見事だった。
MCがイルカの生体についての説明し、それに合わせて数匹のイルカ演技をする。



「イルカは歯がギザギザとなっておりー」って言うとイルカが歯をむき出しにする。
「イルカは哺乳類ですので鼻で呼吸することが出来ー」って言うと、背中にある鼻から空気をブクブクブクーってしたり。
「鳴き声を出すこともできます」って言ったら「クエークエークエー」って鳴いたり。
すごいなあ、どうやって教えてるんだろ。

手(ヒレ)を振りながら横泳ぎ、ジャンプしたり、2匹ダブルでジャンプしたり、ひねりジャンプしたり、大ジャンプしたり、惜しみなく大技を繰り出す。
この写真がイルカ大ジャンプ。
技を出すたびに、訓練員がご褒美の小魚のえさを与えている。


1.大ジャンプの大技を終えたオキちゃん。
2.「ひゅいーん」とプールからすごい勢いで舞台に飛び上がりピタッと静止して決めポーズ。
3.観客大拍手。
3.訓練員がご褒美の小魚を1匹、オキちゃんの口の中へ放る。
4.オキちゃん、ぺっと小魚を吐き出す。
5.観客爆笑。
6.もう一回、訓練員が小魚を1匹口の中へ放る。
7.またぺっと小魚を吐き出す。
8.観客爆笑。
9.今度は訓練員が小魚をたくさんつかんで「これくらい欲しいのか?」とオキちゃんに見せる。
10.そしたらオキちゃん、大きく3回うなずく。
11.観客大爆笑。
12.訓練員、そのたくさんの小魚をオキちゃんに与える。
13.オキちゃん、それを食べる。
14.観客大拍手。

おおー、訓練員とオキちゃんのショートコントではないか。
間の取り方も完璧だ。
M−1に出られるぞ。
このダンドリをどうやって教えたんだ?
観客爆笑の中、私は一人感動していた。
ここにもプロフェッショナルがいた。


昼飯

この園内で飯を食う。
バイキングとかレストランとかあるんだけど、混んでいるんだよなー。
屋台があるのでそこで食べることにする。
タコライスチキンレグ。
タコライスは沖縄っぽいということで頼んだ。
でも東京で食べたことはあるんだよね。
チキンレグはなんだろうってことで頼んだ。
ただのチキンだった。
こないだのクリスマスで食べたわい。

屋外の4人がけのさっぶいさっぶいテーブルでフードを被りながらタコライスを食す。
おお、うまい。
でもいまいち温かくないんだよなー。
そしたらどっかの息子連れのおっちゃんに「この席いいですか?」と。
「はい、どうぞ」
見知らぬ父と子と相席。
それはいい。
しばらくしてお母さんと娘が合流。
見知らぬ一家と相席。
しかも息子と娘はどちらも中学生か?
微妙な空気。
思春期か?
思春期による反抗期か?
なんであんたらの微妙な空気の一家と相席せなならんねん。
オイラ一人無口で寒さに震えつつ黒装束でほおっかむり。
なんとも気まずい時間。

おきなわ郷土村 おきなわ郷土村

食事を終え、若干の時間があるので、おきなわ郷土村を散策。
17〜19世紀の沖縄のわらぶき屋根の村落を再現してある。
観客少ない。
ここでは地味な部類の施設か?



以上、海洋博公園として、ちゅら海水族館オキちゃん劇場おきなわ郷土村の3つを回った。
これでも三分の一ぐらいにしかならない。
これは一日がかりで回れる総合レジャー施設ですな。

パイナップル 3.名護パイナップルパーク

またバスに乗りまして、20分ほど移動。
次に行く到着したのが名護パイナップルパーク。
これはもうパイナップルを全面に出したお土産屋。

数種類のパイナップルのワインを試飲できる。
下戸のオイラも試してみると、これが結構ウマイ。
甘口がうまい。
またお子様用のジュースもあり、試飲できるものは全て試飲した。
お土産コーナーでは試食できるものは全て試食した。
また食べ放題のカットされたパイナップルまである。

オイラの腹はいっぱいになってしまった。
9割方がパイナップル。
そこまでパイナップルだらけにしなくてもいいのに・・・と思った。
もっといろいろなフルーツがあるのになあ。

森のガラス館 4.森のガラス館

またバスに少々乗りまして、次なるは森のガラス館。

琉球ガラスとして有名なものらしい。
でも言わばガラス細工のお土産屋だね。

バスガイド たぬちゃん

では今回のバスガイドについて語ろう。

昨日は素晴らしかったけど、今日はどうかなと。
タヌキっぽいおねいさんなのでたぬちゃんと呼ぼう。

最初は各ホテルを回っているので、オイラが搭乗してから1時間半はガイドはなし。
全ての乗客が搭乗してからガイドを始める。
なんかかなり緊張している。
たどたどしいし。
大丈夫?
「えーわたくし、見た目はベテランバスガイドなのですが、実は去年高校を卒業したばかりの新米バスガイドでありまして・・・」
乗客爆笑。
ってことは19歳?
確かに見えない。
自虐的ギャグ、ナイスです。

というわけで、たどたどしいながらもガイドは続く。
昨日の南部とは異なり、今日は北部。
全乗客が乗り込んでからのガイドからとは言え、最初の観光地までは40分はあった。
ということでは、より時間が多いため大変である。
たどたどしいながらもたぬちゃんのガイドは途切れることなく続く。

沖縄の歴史の話、風土の話。

戦跡の町、南部。
基地の町、中部。
自然の町、北部
なのだそうだ。

名護市に入れば名護の話。

「手水の縁」というロマンティックなエピソードを話してくれた。
昔、名護に流れ着いた那覇の侍が水を所望した。
農民が泉を案内したところ、その泉にはちょうど美しい娘が水を汲んでいた。
その娘が侍にひしゃくで水を与えようとしたところ、侍が「そなたの手水で頂きたい」と。
娘が恥ずかしがって断ると、侍はしつこく所望。
折れた娘が手水で侍に水を与えたと。
その場はそれで終わったのだが、那覇に帰った侍がどうしてもその娘が忘れられない。
また名護の娘に会いに来て、自分の妻にしたという話。
これが「手水の縁」という話で、伝統芸能の能にも存在する話だそうだ。
ロマンチックなエピソードとして今でも伝わっており、娘が男に手水で飲ませると結ばれると言う縁結びにもなっているそうだ。
と、たぬちゃんはソラで説明してくれた。
でもただのしつこいスケベ侍じゃねーの?

また名護ではさくら前線の始まりとされている。
本土ではソメイヨシノだが、名護ではヒカンザクラ。
これはなんと冬に咲くサクラ。
本土ではもちろん、サクラ=春であるが、名護ではサクラ=冬なのだそうだ。
サクラが咲くと冬が来るのだそうだ。
また、普通サクラはひらひら散っていくが、こちらのサクラはぼたんのようにボトッて散る。
風情がないと言われるが、パッと散る潔さ、つまりは武士道の美学に通じるとも言われている。
ほぉぉ、うんちくやねー。
それを全部暗唱している。ソラで説明してくれる。

名護はプロ野球の日ハムのキャンプ地になっている。
去年はダルビッシュ、一昨年は新庄が大人気でファンが押し寄せた。
今でこそキャンプ地として整備されているが、その昔は整備が整っておらず、ブルペンの仕切りがベニア板だったそうだ。
風でベニア板が飛んで、当時の大エース木田勇に直撃したとか。
大事には至らなかったが、名護市関係者は心臓が止まる思いだったとか。
おもしろエピソードだね。
それを全部暗唱している。ソラで説明してくれる。

沖縄北部は自然の町なのでハブが出る。
ハブに噛まれないためには、3番目は歩かないことだそうだ。
ハブは1番目の人には、その気配を感じ、
2番目の人には、攻撃体制を取り、
3番目の人には、噛みつくと。
「ハブはスネを噛みます。スネを食べます。だからスネー食です」
んー、なんだ?
それバスガイドギャグか?

沖縄はフルーツの宝庫ということで、フルーツ占いをやってみましょう。
好きなフルーツでその人の性格がわかるというものです。
みかん:明るい人。でも根性なし。未完(みかん)成だから。
ダジャレかよ。
りんご:情熱的な人。でもウソツキ。中は白でも回りの皮は真っ赤な嘘。
え、なにそれ。
いちご:かわいい人。でもぐちっぽい。表面がぶつぶつしてるから、ぶつぶつ文句を言う。
これも何?
かわいいって性格?
ナシ:純情な人、言うこと「なし」。でも時にはろくで「なし」
これダジャレ?
つまり一回上げてから落とすというパターンのようだ。
ほかに、ぶどう、柿、メロン、パイナップルと続きますが割愛させて頂きます。

しゃべっていて緊張がほぐれてきたのか、どんどん流暢になっていった。
バスガイド1年たってないんだろ?
すごいね、そんなに出来ちゃうものなのかね?

総括

以上、4つの観光は終わった。
正直申し上げて、海洋博公園の一本だけでよかったと思う。あとの3つはいらない。
あと寒すぎた、風が強すぎた。
まあしょうがないけど。

昨日の若槻ももちろん、このたぬちゃんもすごい。
若槻ほどではないものの、それでもガイド中は詰まることもなくずーーっと喋ってた。
どうやって暗唱したのかな?
これで1年目とは。

オイラの今まで見てきたガイドさんって(とはいっても学校時代や社員旅行など)ほんとお粗末な人ばかりだよ。
沖縄という観光地がガイドのレベルを高めさせるということか?

さあ、明日は最終日だ。
あれから不運はないが、家に着くまで頼むぞ。

晩飯

ホテルに着いたのが18:30
そんなに歩きっぱなしじゃないから疲れてないな。

風呂に入って「筋肉バトル!スポーツマンbP」を見る。

夜中ちょい腹減った。
晩飯食ってないからな。
なので24時間営業の定食屋へ。
沖縄料理っぽく、まだ食べたことがない料理・・・。
お、この「くーぶいりちー」ってなんだ?
いかにも沖縄っぽいぞ。
よくわからんがそれを頼んでみる。
来たのが、豚肉、わかめ、シイタケ、ちくわみたいなやつをそれぞれ縦にやや細く切って炒めたものだ。
ちゃんぷるの一種。
ライスと味噌汁も付く。
味は悪くもないが、まあ地味かな。
インパクト薄し、まあまあか。
まずくないが、もう一回食べたいとは思わないかな?
それ食べて、帰りチョコ買ってホテル帰る。


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