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むろむろ旅行記 <<むろむろ富士山に登る>>

8月30日(金)富士登山2日目

4:20に起きる。
結局全然眠れなかったわ。

朝メシとして弁当を受け取り食堂で食す。
ゴハンにレトルトの肉、ゴハンはぬるく、肉は冷たい。
あとふりかけ。
粗末なメシだのう。
とふりかけ。
だが、腹ペコなのでうまい。

小屋の人が言うには、5時5,6分にご来光が来るのだそうだ。
へー、そんなに詳しくわかるのか。
そりゃ毎日登山者がご来光するからアタリマエか。

メシを食い終わり、5時5分くらいにデジカメ片手に外で待つ。

ご来光 来た、ご来光だ。
雲の上からポチッとしたオレンジの米粒のような太陽がヒョコッと現れた。
おぉ〜。
水平線の雲が日の光でオレンジに見えて幻想的である。
たかだか日の出でしょと思ったら、なかなかの景色。
すばらしい。
これは山からでしかみれないね。
数分で完全な丸の太陽になる。

ハラもふくれたし、ご来光も満喫出来たので少し寝ることにした。
5:20から6:40まで寝る。

ちょっと寝たらすっきりした。
さあ出掛けよう。
目指すは頂上。
荷物は泊まった山小屋に300円で預けることができる。
これはいい、ヒジョーにありがたい。
荷物はポケットに水、デジカメ、サイフ、メモ帳、ペン、ハンカチ、ティッシュのみ。
手には杖。
雲 おぉ〜今日もいい天気だ。
太陽もすっかり上がった。

この画像は本八合目から見た景色。
完全に雲を上から見ている。
幻想的で素晴らしい景色である。


とっくりトレーナーでゆく。
持ってきてよかった。
足の痛みはありつつも、杖のつき方をうまく工夫して、より左膝に負担をかけないようにした。
ん、杖のつき方のコツをおさえたようだ。
うまくなった。

山中湖 今日もいい天気。
景色もすばらしい。
河口湖と山中湖が見下せる。
この画像は山中湖である。
いい景色は疲れを忘れさせる。
モクモク雲もいいかんじだ。
完全に雲を上から見ている。
昨日は苦痛から登山に没頭してしまったが、今日は登山を楽しめている。

あまり休憩を必要としなくなった。
杖のつき方でここまで変わるのか。
昨日なんか、しょっちゅうこらえきれない痛みを感じたのに。
あと荷物がないというのは大きい。
ポケットのデジカメとペットボトルはかさばるが。

ホントは飲み物はポカリスエットがスキなんだけど、この登山は全て水を買っている。
それはポカリだとゴキュゴキュ飲んでしまうからだ。
また、水はいろいろ使える。
歯磨きとか洗顔とか。
しかしただの水に500円も払うのは抵抗がある。

久須志神社 8:10でついに頂上に着いた。
やったー、着いたぞー。

画像の久須志神社で焼印をしてもらう。
これで焼印全部そろった。
五合目、七合目、八合目、本八合目、そして頂上だ。

山小屋群 これは山小屋郡

お土産あり、お食事処あり、外に休憩所ありである。
ペットボトルは500円。

お土産は「山頂」という文字が入る。
「山頂」と入るお土産は、山頂でしか売っていないのだそうだ。
山頂まで来たという証明になるのだそうだ。
ここでわたしは「富士山登頂記念」の旗を買う。
今日の日付のついたスタンプも押してくれる。

ここでしばらく休む。

さあ、十分休んだ。
お鉢巡りをしよう。

そこでシャッターを押してくれと頼まれる。
「はい、いいですよ」わたしはいつも1オクターブ高い声で快諾するようにしている。
それはわたしも頼むことがあるからだ。
親切は回り回って自分のところへ戻るのだ。

その集団は6、7人のメンバーなのだが、なんと4つものカメラを頼まれた。
「はい、チーズ」を4回もやらされた。
4回ってオイ、1枚を焼き増しすればいいんじゃないか?


トイレですっきりしてからお鉢巡りするか。
トイレの話をしよう。
五合目より上の山小屋のトイレは維持費ということで100円のチップを支払う。
備え付けの空き缶にお金を入れるのだ。
維持費、清掃代ということだろうが、どこのトイレも汚い!!
メチャクチャ臭い。
息を止めなきゃ気持ち悪くなるわい。
富士山でキレイなトイレにお目にかかったことがないわ。

頂上のトイレで初めて大きいほうに入った。
いやー、板張りで板が外れているところに用を足すようになっている。
怖えー、おっこっちゃいそうだよ。
急勾配の岩山より怖いわ。

富士山噴火火口跡 気を取りなおしてお鉢巡りするか。
富士山噴火火口跡を見る。
直径600m、深さ200mもある火口はかなりの迫力。

富士山というのは休火山だったな。
ここから噴火があるかもしれんのだな。

向こうに見えるのが剣が峰。
他に浅間大社奥宮という神社や臨時公衆電話などがある。
富士山頂についたとはいえ、お鉢巡りでまた登るのかい?というような急勾配があり、結構苦労する。

馬の瀬という急斜面がある。
これはキツかった。
キツいというよりは危ない。
滑ってしまう危険がある。
苦労して登りきるとそこは富士山測候所である。
その測候所によると天気は快晴、気温は9.8度だそうだ。

剣が峰 その富士山測候所にあるのが剣が峰

日本最高峰富士山剣が峰の石碑がある。

標高3,776m、富士山の最高峰である。
おぉ〜ここが日本で一番高いところなのだー。
感動があるね。

ここまでよくきたなー。

展望台 同じく富士山測候所にあるの展望台。
200度下界を見渡せる景色はまさに圧巻!!

大パノラマである。
地平線が丸みを帯びていて地球がまるいと実感できる。
さあ、剣が峰にも行ったし、お鉢巡りを終えましょう。
工事をしていて通行禁止だったので、来た道を戻る。
馬の背を下るのは怖かった。

山小屋群に戻る。
山小屋でおしること水を買う。
おしるこは小さいモチ1つであずきは皆無だったがうまい。
山のくいもんはなんでもうまいな。
山小屋で寝っころがって休む。

11:05。
さて戻るとするか。
ついに下山というわけだ。

下山のほうがキツというからな。どうだろうか。
うむ、左膝に負担がかかるし、杖をうまく使えない。
そこで思いついたのが、カニ歩きだ。
左から踏み出し、カニのように横に歩く。
この歩き方はかなり遅い。
必ず後ろから来た人に抜かれる。
みんなひょいひょいとリズミカルに下っていく。
膝の古傷がなかったら、オイラもひょいひょい降りたいんだけどな。
しょうがない、痛いんだから。

本八合目。
昨晩泊まった山小屋へ行く。
預けていた荷物を受け取る。
はー、これからこの荷物を背負って下山するのかぁ、こりゃタイヘンだ。

頭が暑くて痛い。
これは日射病か?
めちゃくちゃ顔面に直射日光を受けている。
オイラはボウシを持っていない。
オイラは頭がデカいのでボウシは似合わないからだ。
しかし、持っていないのでしかたない。
タオルでほっかむりしてみる。
うん、これはいいぞ。
日焼けオイルも顔にタップリぬる。

あとはひたすら降りるだけだ。
荷物も昨日ほどの重くは感じない。
息はあがらない。

下山 しかし下りはキツイ。

登りと違って小屋がないので、カーブのところで石の上に座って休むだけである。
足をすべらせるカンジで降りるので、
爪先に負担がかかる。
足がキツイ。
景色がつまらん。
デジカメを撮る気もおこらん。
滑る。
何度も転びそうになる。

いい天気すぎる。
日差しが強すぎる。
額とコメカミにメチャクチャ熱をもってる。
触るとメチャクチャ熱い。
これは危険な熱さだぞ。
水をタオルに浸して冷やしたり、頭に水をぶっかけたりする。
これってホントに日射病?
日焼け用オイルが冷たくて気持ちいい。
鏡ってないよね、小屋やトイレにも。
顔がどれだけテカってるかわからん。

あと、今どこらへんだかよくわからない。
登りは小屋があったので、大体把握できた。

下りはキツイし面白みがないんだな。

やーっとあったのが七合目のトイレ。14:25。
ここのトイレは新しいせいか、キレイだった。
唯一キレイなトイレだった。

でもそこにはベンチすらない。
地ベタに座り込み、靴を脱ぎ、二重の靴下まで脱いだ。
おぉー、足に水ぶくれがいくつか出来ている。

首元も暑いので、もう一つのタオルをマフラーのように首にかける。
2つ持ってきたタオルが有効活用された。

15:15で六合目。
あ、ここ登りで通ったところだな。
ひょっとしてもうすぐか?

しかしそこからが長かった。
なかなか五合目まで到着しなかった。
杖を使いながらヘロヘロで下っていく。
来た道なのに、こんなに長かったか?って感じ。
でも下はけっこうすずしい。

やっとついたー。
やっとだー、頂上に着いたときよりうれしい。
4:00だ。
頂上から5時間かけて下山したよ。
雑誌には下り3時間15分って書いてあるぞ。どういうこと?
それほどにオイラの下山は遅かったって?

足は完全に限界。
もーだめ。
水1リットル200円やすっ。
こんなに安くていいの?
上だと1リットルなら1,000円かかるぞ。

水を買って車へ。
おお、1日ぶりの我が愛車よ。
車の中で水をタオルにかけて顔面を冷やしたり、足を冷やしたりする。
足と顔(こめかみ)が限界。
ちゃんと歩けない。
足を伸ばしたい。
トイレの洗面所で歯を磨く。

メシを食おう。
今日は4時の弁当とおしるこだけだ。
焼肉定食。
「お兄さん、大盛り食べるでしょ?」 おばちゃんから大盛りサービスしてもらった。
オバちゃんのサービスだ。
焼肉も肉よりネギが多すぎ。
ゴハンも大盛り過ぎる。
でもしてもらった以上全部くわねば。
なんとか食らう。

まだ足が復活しない。
まだまともに歩けないよう。

高速乗って帰る。
家に着いたのが9:20。
車から降りる時降りれなかった。
足が痛くて、いうことをきかなかった。

埼玉もあちー。こっちってこんなに暑いの?

フロにはいったら腕、顔がヒリヒリする。
唇も違和感。焼けたようだ。

***

富士山登山はめちゃくちゃ苦しかった。
しかし、景色はよかったし、達成感があった。
いい天気で良かった。
膝が痛いのと夜眠れなかったのはツラかった。
でもまた行ってみたい。
今度は違う山で。


***次の日
筋肉痛。
ふくらはぎが痛い。
まともに歩けない。
階段が降りれない。
顔がテカテカ。

***その次の日
同じく筋肉痛。
顔の皮がボロボロ崩れ落ちてきた。
汚ねぇ顔だ。
デコとこめかみだけじゃない。
鼻や唇、耳までもがボロボロだ。

8月29,30日の支出
宿7,300円
高速代9,500円
ガソリン代2,580円
食事・ジュース5,700円
杖、焼印1,900円
土産2,100円
トイレ600円
合計29,680円

※ 高速代はハイウェイカードを使用。


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