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これは2002年10月、むろむろ34歳の話。 中部、関東、東北、北海道と制覇しているので、残るは近畿より西である。 ここは一気に行ってしまおうと大した計画も立てずにその気だけはあり、 行動に移してしまったわけである。 どうなることやら。 プーになって早1年。 こんなことが出来るのも、これからの人生のうちにないかもしれない。 この旅が終わったらさすがに職探しをせにゃならんだろう。 この旅はプーでの最後の羽伸ばしとなろう。 |
10月2日(水)静岡−愛知−三重 | ||||||||||||||||||
旅行の準備、大掛りな準備である。 なにせ何日かかるかわからん。 ビデオ録画も大量に予約しておく。 2、3週間程度だと思うのだが。 午前4:45に出発する。 台風の翌日である。 台風の残した傷跡はすごい。 うちの近くは林なので、木が倒れていて全く通れない道もあった。 首都高から東名高速道へ。 まずは静岡の清水で降りる。 | ||||||||||||||||||
静岡は三保の松原である。 富士山を見るのだ。 これは実に4度目の正直である。 一回目は中部旅行では高速からチラッ富士山見ただけ。 二回目は江の島の前にいったけどくもりで全然見れず。 三回目は富士山登頂の時、五合目からは見たけど、富士見POINTでは見ていない。 で今日が四回目。 | ||||||||||||||||||
三保の松原 日本三大松原の一つである。 天女が衣をかけたという伝説の「羽衣の松」が連なる。 ちょっとくもってるかなーって感じがする。 富士山がシルエットでしかないなー、いまいちだ。 サイクリングコースとかいうのを延々歩く。 なんと往復で1時間も歩いた。 台風後ですっごくいい天気。 暑いくらいだ。 | ||||||||||||||||||
静岡ICから乗る。 次なる愛知県の長篠へ。 | ||||||||||||||||||
長篠城跡地博物館。 長篠の戦いである。 武田勝頼(信玄の息子)の軍が奥平貞昌の長篠城を囲んだ。 決死の覚悟で織田・徳川を援軍に求めたのが鳥居強右衛門(とりいすねえもん)である。 援軍が来るということを篭城している長篠城に伝えるべく、戻っていくところを勝頼軍に捕らえらてしまった。 勝頼軍は織田・徳川軍が来る前に落城しなければならない。 勝頼は捕らえた強右衛門に「『援軍は来ない』と長篠城の兵に言えばおまえの命は助けてやる」と言い、 強右衛門はそれを承諾した。 強右衛門は捕らえられたまま長篠城の兵に向かってこう言った「援軍が来る、それまで持ちこたえるのだ」 強右衛門は磔刑となった。 その姿は敵軍としても武士として天晴と映ったという。 わたしはこのエピソードを横山光輝作画・山岡荘八原作の「徳川家康」の中で読んで感動してここに来たのだ。 この博物館は強右衛門一色である。 | ||||||||||||||||||
鳥居強右衛門磔死跡地。 鳥居強右衛門の墓と鳥居強右衛門磔死跡地にも行く。 合掌。 墓と磔死跡地は田舎の畦道の奥にあった。 道中バッタ(イナゴではない)などの昆虫がいた。 いやー、田舎だー。 強右衛門を満喫する。 オイラもこのような男になるのだ。 13:50にここを出る。 | ||||||||||||||||||
再び高速に乗る。 さすがに疲れて来た。 朝5時から運転しているからなぁ。 東名自動車道から東名阪自動車道そして伊勢自動車道へ。 松阪ICで降りる。 松阪と言えば松坂慶子、じゃなかった松阪牛。 松阪ならば松阪牛を食わねば・・・。 時間は18時くらい。 さすがに松阪牛のお店の看板ばかり。 そのひとつの駐車場に車を止める。 1分くらい歩いて、そのお店に入る。 な、なんとそこはホテルのような高級料亭みたいなところだった。 あれれー、場違いかぁ〜? オイラの格好はTシャツにズボンの汚いカッコ。 「あのぉ食事ぃ〜」おずおずと言ってみる。 エレーベーターで3階まで品のいいオバさまに誘導される。 連れてこられてのが、6畳で囲炉裏(いろり)のある個室。 オラはビビッた。断ればよかったか? ここに泊まりたい。 これはお偉いさんが商談に使うようなところだ。 3,000円、4,000円の肉もあったが、おすすめの7,000円もするスキヤキコースを頼んでしまう。 ちょっと後悔。 まあいいか、めったにないことだし。 しかし、宿泊代並の料金だ。 一人で食べるメシの最高記録である。 おばさまが常についている。 スキヤキを作ってくれる。 しかもよそってくれる。 ゴハンをよそってくれるだけでなく、肉を焼いてくれてお皿によそってくれるのだ。 「あのー、自分でやるからいいです」とも言えず。 気まずい雰囲気。 スキヤキの松阪牛はやわらかくうまかった。 しかし、スキヤキなので砂糖醤油の味。 うむー、スキヤキを頼んだのは失敗だったか。 肉は直径10cmほどの大きさのが2つ。 少なっ。 ご飯2ハイ。 うむー納得いかねぇぇぇぇ。 大失敗だ。 ここに入ったのが失敗、スキヤキを頼んだのが失敗。 あーくそ、もったいない。 「ゆっくりしていてください」と言われたものの、長居する理由もなく、そそくさと退散。 スキヤキが7,000円、ウーロン茶250円に奉仕料900円。 何?奉仕料って?ゴハンよそってくれたこと? まったく、マイッタわい。 旅館を探すべく、車をその松阪牛を食べた料亭に止めたまま歩いて探す。 ないね、ひとつホテルがあって聞いたが満室だと。 なんかすっげー疲れている。 なんか頭が痛てえしダルい。 ずっと運転しているからなぁ。 車で伊勢へ行く。 伊勢の適当に裏道に入り、飛び込みで見つけたホテルが5,500円。 これならいいや。 19時過ぎチェックイン。 親愛なるメル友数人に今日の報告のメールを書く。 この旅中の毎日、むろむろリアルレポということで数人の方にメールを書くこととなる。 今日の支出をまとめ、日記をつけて、明日以降の予定を立てる。 | ||||||||||||||||||
埼玉→静岡→愛知→三重 走行距離:609km
※ 高速代はハイウェイカードを使用。 ※ ホテル代はチェックイン時に払う場合と、チェックアウト時に払う場合とがある。 |