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むろむろ視力矯正手術

手術:はぁ〜どきどき初手術
これは2002年4月、むろむろ34歳の話。

1.手術前
ついに来てしまった、どきどき手術初体験の日である。

軽い検査と松野明美似の先生との診断を受ける。
そして手術承諾書なるものを書く。
手術代50万円を現金で払う。

ついに手術となる。
まずは、カウンセリングしてくれた女の人に更衣室へ連れていかれた。
といっても服を脱ぐ訳ではない。
荷物と上着をロッカーにしまう。あとメガネを外す。

人間ドックの時のような白衣を着される。
ボウシと靴に履かされる。
うーむ、食品工場のような格好になった。

看護婦さんみたいな人に、手術前の準備をいろいろされる。
若くてきれいな人のようだ。
ここのおねいさんはレベルが高い。

まず、血圧を検査される。
このときはそれほどキンチョウしていなかった。
「これから手術するのかー?」っている実感が全く希薄だった。
飲み薬を飲まされる。
抗生物質と痛み止めの薬なのだそうだ。
目薬を4種類もさされる。
麻酔目薬。
目の感覚がボヤーっとしてきた。
麻酔が聞いて来たのだろうか。

その看護婦さんと話をする。
今日(平日)はオレのほかに、後2、3人手術するのだそうだ。
金、土日がやはり多いのだそうだ。
金曜日の夜手術して、土日は休んで、月曜日から仕事するっていう人が多いそうだ。
そう、明後日には仕事がもうできちゃうんだって。
メガネしてねーからぼやーってして何にも見えない。
おねいさんも若くてきれいなようだが、よくみえん。


2.手術
麻酔もきいたようで、さてついに手術となった。
クリーンルームと呼ばれる手術室へ連れて行かれる。
なんと青い白衣(青いから白衣とは言わないのだろうか?)を来たひとが6、7人、
ああ、なんかテレビドラマの手術のシーンみたい。
「よ、よろしくお願いします」とどもりながらアイサツしてみる。
オレは手術室の真ん中のイスに座わらされる。
急に実感がわいてきて、どきどきした。
キンチョーしてがちがちになってしまった。

座ったイスは歯医者のようなイスであおむけにさせられた。
頭をおもいっきり固定された。
そのときなぜかゴマちゃんの人形をふたつ抱かされる。
ゴマちゃんはアザラシである。
手を動かさないようにとのことだった。
なんでゴマちゃんなんだろう。
というか、何をさせるんじゃ?

イスがぐるーっと45度まわされ、目の前はなにやら機械がある。
「緑の点を見て下さい」といわれ見る。
目の位置を決定させられているようだ。
どきどきしていた。
まな板の鯉のようで、もうわたしには何をすることも出来ない。

またイスが45度回り、元の位置になる。
顔に目の部分だけあいた布を被せられる。
エレファントマンのようである。(古っ)
その上ガムテープでその布を固定される。
もう腹をくくるしかない。
今、オレは右目しか出していない状態である。

さらにガムテープで右目のまぶたをおっぴろげられた。
そしてまぶたの下にも無理やりひろげられるようにテープをはられた。
絶対にまばたきができないようにしっかり固定された。
目薬を何度も何度もさされた。
そして、なんと『開眼機』なる道具でさらに目をおっぴろげられた。
キューブリックの「時計じかけのオレンジ」のようになっているのだろう。
オイラの小さなハートは不安で早鐘のように鳴っていた。

再度45度回され、また機械の下に移動した。
目の黒目を計られたり、さらに目薬さされたりする。
謎の数字を言われる。
「ボヤーっとしますよー」とか
「赤い光をみていてください」とか言われる。
いろいろされる。

「ちょっと押される感じがしますよ」と言われた。
目が押される感じがする。
そう、親指でぐーーーーーっと押される感じだ。
普通の力ではない。
ものすごい力で押されている。
「わわわわわ〜、な、なにすんねんーーー!!」
これはめちゃくちゃ痛かった。
今まで味わったことのない痛みだ。
後で聞いたが、あれは掃除機みたいに角膜を吸い込む為に、丸いワッカで角膜の周りを強く押している(固定するため)のだそうだ。
角膜を吸い込むのは、角膜を真ん中から切るためだそうだ。
めちゃくちゃ痛怖かった。
お尻を犯されているようだった。
次にジジジっていった。
まさにレーザー光線で角膜を蒸発させているところだ。
それ自体は痛くないのだが、恐ろしかった。
それにさっきの掃除機の後遺症でもう身も心もボロボロ。
フラップをかぶせるとき、いろいろ、「動かないで」とか、「両目をあいてぼんやりするようにするのよ」とか注意される。
ちゃんとそうやっているはずだが、なかなかよくできん。
なんやかんやで右目が終わったようだ。

もう身も心もぼろぼろである。
10分くらいだろうが、30分くらいに感じた。
あと左目にも同じようなことがされるのか?と思うとかなりげんなりした。
ベリベリと右目のガムテープがはがされ、同じことを左目にもさせられた。
というわけで、左目にも右目と同様なことをさせる。
同じことなので詳細は省略する。
身も心もボロボロが2倍になった。


3.手術直後
というわけで両目の手術が終わったようだ。
オレは放心状態になった。
目の前がぼやーっとしている。
裸眼では術前よりはよく見えているが、水の中のように視界がぼやーっとしている。
ちゃんと歩けない。
オレはボロボロぼろぼろである。

犯された後のようになっている。

フラップが上にのっかっているだけの状態なのだそうだ。 別室で1時間休む事になっているようだ。
そこまで、また違う女性に付き添われて連れていかれる。
飲み薬、目薬を説明される。
飲み薬2種類。
目薬3種類。
それぞれ飲むタイミング、さすタイミングが異なる。
いっぺんに言われても覚えきれないって。

未だに視界がボヤーっとしている。
違うおねいさんにかわる。
目薬する時間も教えてくれる。
そのおねいさんもLASIKして1年なのだそうだ。
「手術を受けてどうですか?」と聞く。
「術後1、2週間で落ち着く」のだそうだ。
やはりドライアイになるとも言っていた。

一時間はイスに座って目をつぶって待っていた。
目薬をさす時間になると、おねいさんが来て、やさしく目薬をさしてくれた。

一時間が経過した。
大分よく見えるようになってきた。
目薬をさしてくれたおねいちゃんをよく見えない目で見てみると、オイラのスキなウチキョン(フジテレビ)に似ている。
うーむ、かわいいぢゃないか、つくづくレベルの高いところだ。
そこで視力検査を受けた。
裸眼0.8、0.9だった。
おぉ〜、すでに良くなってるジャン。
最後に薬の説明を受けておわり。
目薬は3種類。なかには30分ごとに射す目薬もある。
こりゃたいへんだ。

ゴーグルして電車にのる。
目をカバーするためだ。
花粉症のゴーグルみたいだ。ちょっとかっこ悪い。

よく見えない中、なんとか帰宅する。
テレビ、本を見ることが出来ない。
それを禁止されると、家ですることがなくなってしまうよね。
うーん、まいった。

寝るときには、目をこすらないように眼帯する
当然、仰向けで寝ることになる。
オイラは横向きで寝るので、仰向けでは眠れない。
夜はあまり眠れなかった。
フロは禁止されており入れず、顔も洗えずで顔テカテカ。
脂ギッシュである。

なんにせよ、無事手術は終わった。
ほっとしている。
しかし、視力が通常に戻るまでは予断は許さない。


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