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これは２００１年２月、むろむろ３３歳の話。 結婚と人生に焦っているボクのマブダチＭねいさんに「出逢いパーティ付き合ってよ〜」としつこく言われ、一緒に出逢いパーティに参加した。 ボクはあくまでも付き添いである。 Ｍねいさんが幸せになってくれればいい。 会社は「Ｋレント」 場所は埼玉県Ｓ市。 では始まり〜始まり〜 |
| その１ あぁついに始まるの巻 |
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さて、いよいよ出逢いパーティの出発。 メガネではなくコンタクトをする。 むろむろさんは勝負の時はコンタクトレンズをする。 髪型がおかしい。いつものナチュラル真ん中分けにならない。 しょうがない。オールバックだ。 オールバックだと人相悪くなるんだよなぁ。 Ｓ駅に18:30。 Ｍねえさんと待ち合わせ。 Ｍねいさんは厚底靴にヒョウ柄バック、皮の高そうなコート。おしゃれして気合入っているね。 駅から7、8分は歩いた。 道中おしゃべりしながら．．． 「他人同士のふりしたほうがいいよね」 うちらの背後にあやしい女性の影がある。彼女もパーティ参加者なのだろうか？ 会場であるＡホテルに到着。 Ａホテルの本館でなく別館が会場である。そこは会議室であった。 むろむろさんが仕事をしていた現場のＯビル７Ｆ会議室の１．５倍くらいの大きさである。 ムードねぇなあ。ホントにここでやるの？ 真ん中に長机。 長机には烏龍茶とオレンジジュース、粗末なお菓子とサンドイッチが置いてある。 イスが両壁の左右の両方に向かい合うようにある。 つまり右に８×２、左にも８×２の２４席ある。 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ こんな感じである まずは申込みのアンケートを書かされる。 これはパーティには関係ない。 ＤＭでもくるのだろうか？ 名前住所電話番号どころかメールアドレスや結婚願望があるかまで書かされた。 席に着く。 到着したのが集合時間の10分前ということで、わたしとＭねいさんは一番手である。 男性陣は左手、女性陣は右手に座るそうなので、オイラは一番奥のかどっこの席に座る。 直後にあやしい女性の影。 ここに来る道中後ろにいた女性である。彼女もやはりパーティ参加者であった。彼女が３番手。 プロフィール用紙に記入する。 それには名前と住まい、生年月日のほか趣味や仕事、休日の曜日、休日の過ごし方を記入する。 これはパーティで使うのだろう。 時間は開始時間である19時を過ぎるがまだ来ていない人がいるので待たされる。 この時女性はまだ二人。 Ｍねいさんとあやしい女性の二人である。 オイオイ大丈夫かいな？ホントに始められるのか？ ポツリポツリと参加者がやってくる。 ったく、時間を守れない奴は半人前だぞっ！！ というわけで、開始時間を15分過ぎてパーティはスタートした。 女性も９人まで集まった。 司会者が一人、他スタッフ一人。 あぁついに始まった。 なんかイヤな緊張感だ。 それに自己紹介とかやらされたらいやだなぁ。 女性は９人、男は１２人。３人合わない。 Ｍねいさん除く女性陣の８人中、友達の二人連れと三人連れで来ているようだ。 あとの３人の女性は一人で来ている。 男はよくわからん。連れで来ている人もいたようだが、基本的に一人のようだ。 タイプの女性が一人いた。 普通の顔がニコニコ顔のにこやかな女性である。ニコニコちゃんと呼ぼう。 ボクの女性のタイプはニコニコしている人である。 花花のふっくらしている方の子とかｋｉｒｏｒｏの天然の子とかが結構好き。 あと、美人系の女性が二人いる。 後の人はノーコメント系である。 ということはあまりレベルは高くないカナ。 |
| その２ 回転寿司の巻 |
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まずはファーストインプレッションが始まる。 ファーストインプレッションとは、女性が左右の外側の席に座り、男が内側の席に座る。 男女が向かい合わせになっているので１対１で３分間お話をする。 ３分毎に男が隣の女性の前の席に移動する。 それが全員の女性とお見合いするまで続く。 お見合いの回転寿司である。 全員の女性とお話が出来るのだ。 その時に先程書いたプロフィールカードを交換してお話をする。 お話が終わったらカードは返してもらう。 話題が作りやすくしてあるわけだ。 プロフィールカードがあると助かる。 「ども、はじめましてむろむろといいます」 「はじめまして」 「○○さんと言うんですか、○○に住んでいるの」 「趣味は○○ですか、へーどんな○○するんですか？」 プロフィールを見ながら適当に質問したりしていたら３分はすぐである。 もうちょっと時間が欲しいところだ。 お見合いの回転寿司でニコニコちゃんのところへ行く。 ニコニコちゃんは31才だった。 とてもそうは見えない。どう見えても20半ばである。 趣味は映画鑑賞だ。おお話が合うかも。 でも３分はすぐ過ぎてしまった。 ３人男が多いのであぶれる番の時は苦痛である。 目のやり場にも困る。 お見合いの回転寿司で会話がぎこちなくてしまった人は別にいなかったな。 今回の年齢制限は女性が２６才以上、男性が２８才以上だ。 女性は２８才という人が多かったような。 ３３才のボクより年上の人は３人。 Ｍねいさんが３４才、道中後ろにいたあやしい女性は確か３８才。 ３８才さんと呼ぼう。 あと一人は顔のでかい、アゴがちょっと前方に来ている女性。 彼女は生年月日の年はブランクだった。多分年上だろう。 顔でかさんと呼ぼう。 顔でかさんとは話があった。 生年月日が11/14でオイラの一日前、Ａ型なのでオイラと一緒のサソリ座のＡ型である。 むろ「11/14は埼玉県民の日でしょ、知ってるんですよ、ボクの誕生日の一日前だから」 でか「11/15は七五三でしょ、知ってるんですよ、あたしの誕生日の一日後だから」 と盛り上がる。 彼女はノリもいい。 でも「サソリ座のＡ型ということは、あなたはひねくれていますか？」とは聞かなかったけど。 今回の参加女性はインドア派の人が多いようだ。得意分野の映画や小説の話が出来た。 ボクもようやくリラックスしてきた。（それまでキンチョウしていた） お見合いの回転寿司が一回りし終わったら、一度右側左側に男女を分ける。 司会者に指示のより、お見合いの回転寿司が終了した時点で第一印象カードというものに記入をする。 それには一番気に入った人を「第一印象のいい人」ということで１人、ちょっと気に入った人「好感の持てた人」ということで５人書く。 一番はもちろんニコニコちゃんの番号６番を書く。 それ以外は、うーん、キレイ系を２人と会話が盛り上がった人を３人書く。５人は多いなぁ。 あとの二人はやや美人のコを書く。 ９人しかおらんのに６人書くなんてなぁ。 第一印象カードを回収してパソコンに入力し、集計するのだそうだ。 |
| その３ ニコニコちゃんと顔でかさんの巻 |
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フリータイム１ラウンド（前半）に入る。 とは言いつつもスタートという司会者の声に男性陣は戸惑いぎみ。 しかしここであぶれるわけにはいかん。 あぶれた男がどれだけ淋しいかを私は知っている。 そしてツーショットに割り込んでいくことがどれだけ気まずいかを私は知っている。 オレは率先してニコニコちゃんのほうへ行く。ダー！！ 「いいっすか？へっへっへ」 「あっはい」 「覚えてます？ボクのこと？」 「えーっと、イトウさんでしたっけ？」 「（ダレだよ、それ）いえ、むろむろです、へっへっへ」 かくしてニコニコちゃんとツーショットになる。 プロフィールカードを見せあっておしゃべりする。 ツーショットだよ、ツーショットだよ、ツーショットだよぉ〜。 ちょいと見回すとあぶれたいかにもむさい男ドモがいる。 可哀想にとちょっと優越感。 ニコニコちゃんとの会話は他愛のない会話に終始。 趣味である映画や小説やジムの話など。 むろ「４４年生まれってことは３１ですか？うわ、めちゃくちゃ若く見えますね。２０代で全然通用するでしょう」 ニコ「そうですかね？」 むろ「そうっすよ。でもボクも２０代で通用するんですよ。こないだ同窓会で「お前全然変わってないな」って言われましたもん」 ニコ「へー」 むろ「ボクは１７から変わってないんですよ」 ニコ「・・・」 ニコ「スポーツジムに行ってるんですか」 むろ「もう７年になりますかね、週いちだけど」 ニコ「へー、いいですね」 むろ「ボクは筋肉マンになりたいんですよ。どうです筋肉マンの男は？」 ニコ「あまりムキムキはちょっと・・・。どこのジムに行っているんですか？」 むろ「○○のエグザス、今はＳ市のゴールドジム、ゴールドジムは駅から見えますよ」 ニコ「プールはあるの？あたし泳ぎだい」 むろ「ゴールドジムはないですね。エグザスはありますよ」 ニコ「プールだけの会員てないんですか？」 むろ「あるんじゃないですか？男はみんなモッコリ海パンですよ」 ニコ「やだー」 むろ「ホントですって。ボクもモッコリ海パンですよ、へっへっへ」 めちゃくちゃ盛り上がるでもなく、途切れ途切れでもなくまぁまぁかな？ 10分程で司会者の終了の声。 一回また男女を切り離される。 フリータイム１ラウンド（後半）に入る。 「相手を変えてお話下さい」と言う。 （ん？同じ人じゃいけないのかな？別にいいよなぁ。） モタモタしていたらなんと、ニコニコちゃんが他の男に取られた。 しまった。仕方ないので近くにいた年齢不祥の顔でかさんと話そう。 むろ「ども、いいっすか？」 でか「あら、わたしでいいのかしら？」 むろ「へっへっへ、同じ蠍座のＡ型じゃないですか、へっへっへ」 というわけで、ボクと顔でかさんのどうでもいいツーショットが始まった。 むろ「趣味はコンサートでしたね、誰のですか？」 でか「ミスチル、こないださいたまアリーナのミスチルのコンサート二日連続で行っちゃった」 むろ「へー」 でか「サザンも好き」 むろ「へー」 でか「音楽聞くんですか？」 むろ「洋楽はわかりません。邦楽なら人並みにわかりますよ。ミニモニ。かわいいですよね」 でか「・・・」 むろ「ミニモニ。知ってます？」 でか「知ってますよ。」 むろ「加護ちゃんが好きです」 でか「ひょっとしてロリコン？」 むろ「違いますよ。加護と辻の区別つきます？」 でか「つきますよ、なんとか」 むろ「おっ、やりますね。加護ちゃんのほうがいいですよね」 でか「映画好きなんでしょ？向こうの人だとダレが好き」 むろ「うーん、キャメロン・ディアス」 でか「ふーん」 むろ「知ってます？」 でか「知ってますよ」 むろ「あなたは？」 でか「リチャード・ギア」 むろ「『愛と青春の旅立ち』の？」 でか「そう、あと『プリティ・ウーマン』ね」 むろ「しっぶー、渋いですね。もう彼はじいさんじゃないですか？」 でか「もう50代ですね」 どうでもいいので、どうでもいい会話になってしまう。 それがニコニコちゃんとの会話より盛り上がったりして。 フリータイム１ラウンドは終了である。 また男女が別になる。 |
| その４ むろむろさんひとり会議の巻 |
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ここで先ほど記入した第一印象カードの集計結果が出た。 スタッフがうちら全員のデータ用紙を配る。 内容はこうである。 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・ 『あなたが第一印象で本命にした女性の情報』 ・あなたが第一印象で本命にした女性との期待値は３５％です。 ・あなたの他に彼女を本命にした人が１人います。 ・その中には彼女が特にいいと思った人はいません。 ・あなたに好感をもっている女性がいます。 ・その女性はＮｏ５とＮｏ１０です。 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・ ほぇ〜、こんなのが渡されるんだ〜。 ３５％はどういう風に算出されるのだろうか？ ちょっといい人に書いてもらったのかな？ いや、それより５番と１０番がボクを気に入ってるって！？ ９人中ふたりだろっ、それってスゴイじゃない。 オレってモテてるじゃん！！ うーん、あの子とあの子かぁ。 ５番の子はニコニコちゃんの友達じゃないか。 眉毛ないし、ちょっと恐い顔してるんだよね。 小説の話で盛り上がったんだっけ。 １０番の子は、うーん、何話したっけな？ 見た目は並みかなぁ。 第一印象カードの集計結果を元に作戦を立て直せということなのだろうか？ むろむろさんは、ここで第二ラウンドへの方向性をどうするかのひとり会議に入った。 うーん、どうする？ ５番か１０番と話してみるか？ 私は迷った。 いや、ここは自分が気に入っているニコニコちゃんだろう！！ ニコニコちゃん一筋でいくぞっ。 むろむろさんの方向性は決まった。 |
| その５ むろむろさんはがむばったの巻 |
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フリータイム第二ラウンド（前半）がスタートした。 スタートと同時にニコニコちゃんのところへ。 むろ「またボクでいいかな？へっへっへ」 ニコニコちゃんとツーショットになる。 映画鑑賞が趣味だということで映画の話をする。 ニコ「ブルース・ウイリスの新作見ました？」 むろ「シックス・センスの監督の映画でしょ。ボク映画館に行かないからまだ見てない」 ニコ「映画館に行かないんですか？家でビデオだと眠くなるでしょ」 むろ「映画館でも眠くなりますよ、お金払ってるからガマンするけど」 ニコ「映画館は音が大きいから眠くならないですよ。」 むろ「ふーん、ボクは眠くなっちゃいますよ」 ニコ「シックス・センスは見ましたよ」 むろ「最後のドンデン返しはびっくりしました？」 ニコ「あたしラストシーン知ってから見たんです。友達に聞いてて」 むろ「あらま、あの映画はそういう見方をしてはいけない映画ですよ」 ニコ「エヘヘ」 時間はあっという間に過ぎてフリータイム第二ラウンド（前半）は終了した。 時間が短いよ。足りなすぎだ。 また男女が別れる。 でフリータイム第二ラウンド（後半）、最終フリータイムのスタートだ。 当然ニコニコちゃんのところへ行く。 むろ「またまた来ちゃいました？へっへっへ」 ところがなんとそこに邪魔物登場。 「ボクもおじゃましていいですか？」 童顔の若造っぽい男だ。 オレとニコニコちゃんの仲を邪魔するテメーはなんだ？ こいつか？こいつが第一印象カードの集計結果に書いてあったニコニコちゃんを本命にしているという男か？ せっかく最後のフリータイムなのに。若造め。 若造、ニコニコちゃん、ボクとトライアングルに座る。 ○ ○ ○ とこんな感じである。上がニコニコちゃん、右がボク。 むろ「へー、２対１なんてモテモテですね。なんか『ねるとん』って感じ。へっへっへ」 若造「一人暮らし始めたんですよね」 ニコ「そうそう、すっごく楽しいですよ、一人暮らしって」 むろ「（二人ともオレの発言には無視かよ）へー、一人暮らしですか、いいですね」 若造「ちゃんと部屋キレイにしてます？一人暮らししている友達の部屋はすっごく汚いですよ」 ニコ「それは男の人だからでしょ、わたしは大丈夫」 むろ「ボクもキレイ好きですよ」 若造「ゴキブリとか出てきたらどうします」 ニコ「やだ、あたしゴキブリ大嫌い」 むろ「ゴキブリの取り方知ってます？たたき殺す方法はすばやいから難しいし、成功しても部屋が 汚れるでしょ。 ゴキブリを見つけたらその走行方向にゴキブリホイホイを置くんですよ」 ニコ「えー、でもゴキブリホイホイの窓ってあんなに小さいじゃないですか」 むろ「大丈夫ですよ、ゴキブリは壁に沿って走るから」 若造に主導権を取られてたまるかっ。 むろむろさんはがむばった。 邪魔物のせいでニコニコちゃんと仲良し話が出来ずに最後のフリータイムはあっさり終わってしまった。 |
| その６ 若造より分はこちらにアリだ！！の巻 |
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フリータイムは終わり、告白タイムとなる。 告白カードに３人の番号を書いて提出する。 パソコンに入力して、カップルになった人を発表するのだそうだ。 しかも３人分書けるので一番一番同士でカップルになるとは限らない。 例えばボクが一番ニコニコちゃんと書いて、ニコニコちゃんが３番にボクと書いた場合、 ニコニコちゃんの一番二番の人とのカップリングが成立しなければボクとニコニコちゃんが成立するというしくみらしい。 よりカップルになる可能性が高い。 すばらしいシステムではないか。 ボクは当然一番にニコニコちゃん、二番三番は迷った。 フリータイムで話したのはニコニコちゃん以外は顔でかさんだけだけど、顔でかさんはおそらく結婚マジマジタイプっぽいからなぁ。 顔でかさんとカップルになっちゃって結婚するハメになったら困っちゃうしなぁ。（考えすぎ） ここは第一印象カードの集計結果にボクのことがいいと言っていた５番さん１０番さんとしておこう。 パソコン入力中は出会いパーティのインフォメーション（お知らせ）をしている。 パーティは毎週やっているそうだ。 あっというまに集計が終了した。 司会者「では集計結果が出ました。早速カップルになった方の番号を読み上げます。番号を 呼ばれた方は前のほうに出てきてください。 カップルになった方には大きな拍手をお願いします。今回カップルになった方々は、 えーっと５組です」 ほぉ〜５組か。 女性９人男性１２人で５組とはほぼ五割だな。なかなかカップル成立率が高いじゃないか。 なんか、ドキがムネムネしてきた。 じゃなかったムネがドキドキしてきた。 ニコニコちゃんとカップルになったら．．．．ムフフ。 むろむろさんには手応えがあった、４区画中３区画は一緒だった。 若造より分はこちらにアリだ！！ |
| その７ ななな、なんとその結果はぁ〜！！の巻 |
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カップル数は５組いるそうだ。その中にぼくは入っているだろうか。 ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ 一組めが発表された。 ドキドキドキドキドキ、ボクじゃなかった。 例の美人系の人だ。へー。 二組めが発表された。 ドキドキドキドキドキ、ボクじゃなかった。 ふーん、あんまり美人ではない人だ。へー。 三組めが発表された。 ドキドキドキドキドキ、ボクじゃなかった。 なんとＭねいさんではないか。自分のことに一生懸命でＭねいさんのことを忘れていた。 相手の男は、ふーん、なんか田舎くさそうな男だな。 いいのかね、あんなんで。 四組めが発表された。 ドキドキドキドキドキ、ボクじゃなかった。 あ、あの３８才さんじゃないか。カップルになったんだ〜。 へ〜、オドロキ。 五組めが発表された。 ななな、なんとその結果はぁ〜！！ ボクじゃなかった。 あららららららららららららららららららららららららぁ〜。 ボクはカップルになれませんでした〜。 こうして出逢いパーティーは終了した。 あれれもう終わり？ 実はまだ何かあるのでは？ ・・・・えっ、ないの？ ・・・・あ、そう。 Ｍねいさんと飲みにいって今日の愚痴を話すのも楽しそうだなと思っていたんだけど、Ｍねいさんカップルになっちゃったからなぁ。 ニコニコちゃんと５番さんが帰り支度をしている。 ここで私は考える。 ニコニコちゃんはボクと若造しかツーショットをしていない筈である。 （フリータイム第１ラウンド（後半）は若造とツーショットだろう） 若造ともカップルになってないということは、恐らくニコニコちゃんは無記入で提出したのであろう。 ここで私がボクの名前を書いてくれなかったニコニコちゃんに 「あの、友達からでいいんで連絡先でも教えてくれるとうれしいな」 と携帯の番号でも聞くというのはどうだろうか？ なんかそれはカップルになれなかったのだから、ルール違反のような気がするなぁ。 彼女もボクと会話するのは気まずいと思うであろう。 いいや、もう別に。クソッ。 Ｍねいさんに一言「おめでとう、オレ帰るから」と言って帰る。 Ｍねいさんはカップルになった男と飲みにでも行くのだろう。 そうして私は一人淋しく帰りました。 比較的に単独行動が好きな私は、あまり淋しいという感情は持たないのだが、この時だけは淋しいと感じてしまいました。 チャンチャン。 |
| その８ システム分析とむろむろさんの反省の巻 |
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さて、今回の出逢いパーティーのシステム分析 と むろむろさんのとった行動について考えてみよう。 ◆◇◆◇ プログラムとして ◆◇◆◇ １．ファーストインプレッション 全員と３分間のお見合い。 プロフィールカードがあるので話しやすかった。 しかし、３分は短い。５分でもいいのでは？ 時間の５秒前からカウントダウンするのは邪魔。 ２．第一印象カード記入 一番気に入った人を１人、ちょっと気に入った人を５人を記入する。 ５人は多い、そんなに気に入る人はいないって。１人と２人くらいでよい。 ３．フリータイム第一ラウンド（前半・後半） 10分づつだろうか？やはり短い。 細かく区切って男女を離れさせるのはあぶれる男性の救済だろう。 また、割り込みはしにくいのでということもあるか。 それはしょうがないか。 ４．第一印象カード集計結果配布 第一印象カード集計結果を各個人に配布する。 内容は前述。 これで後半のフリータイムの取るべく作戦が立てられる。 これはよいシステムだ。 自分のことを気に入っているというところが分かるのがうれしい。 ５．フリータイム第二ラウンド（前半・後半） 10分づつだろうか？やはり短い。 慌ただしいよね。 ６．告白カード記入 ３人まで記入し、第三希望までカップル対象としカップル率を上げるやり方はよいと思う。 ７．カップル発表 カップルになった人同士は握手をする程度。 変に司会者が「どこがよかったですか？」などとマイクを向けたりはしていない。 これもよいと思う。 プログラムとしてはいいと思う。 全ての時間は１時間半くらいか。もっと長くてもいいじゃないかと思うんだが。 フリータイム時間の10分刻みはかなり短い。 もっと女性と長い時間じっくりと話をしたいよな。 食事：飲み物は烏龍茶とオレンジジュール、あと軽食。侘びしすぎて食べる気はしない。 食べることは目的ではないから、まあそれはいいか。 人数：人数は女性９人、男性１２人、人数は合わせて欲しい。 女性９人なら全員を把握出来る、ＭＡＸ１５人までがいいと思う。 値段：男性６０００円、女性５００円。 ６０００円をどうとるかは男性次第。 ◆◇◆◇ むろむろさんのとった行動 ◆◇◆◇ 第一印象のニコニコちゃんの一点ねらいをしたわけだが、これで良かったのだろうか？ 友達連れ参加の法則によると、「かわいい子のほうは付き添いである」というのがある。 若造も別にブ男でもなかったしな。 フリータイム中に携帯番号でも聞けば良かったか？ いや、そこまで会話は盛り上がってない。 惜しむらくはもっと時間があればということか？ フリータイム第１第２の前後半で４区画あるから４人の人と話すという作戦のほうが良かったか？ 色々な人と話をするという意味で。 その作戦も良かったかもな。 そうすればカップリングになる可能性も高かっただろう。 貯蓄は分散させたほうがリスクが分散されてよいというのと同じ意味合いである。 話してみるとすっごく合うということもあるからな。 ボクは噛めば噛むほど味のでるスルメ男だから、出逢いパーティのような短期戦は不向きなのかもしれない。 長いスパンでないとボクの奥深い魅力は伝わらないのだろう。 根本的な作戦を考える必要があるか。 いかに短時間でアピールする戦術を練らなければ・・・ でも楽しかった。 Ｍねえさんの付き添いなので、そんなに力入れてない筈だったのに、完全に舞い上がってしまった。 わくわくしたしね。 雪辱戦と行きたいね。 プログラムを知っていればそれに合った作戦も取れる。 次は、次こそは〜！！ |
