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2007年12月30日(日) 二日目 首里城 |
さあ、今日は沖縄旅行二日目だ。 今日の予定は首里城と国際通りの散策だ。 今日は5時に起きてしまい、本を読んで朝飯としてサンダーアンダーギーを食べる。 で眠くなったのでまた寝る。 再び起きたのが9時だ。 よい時間だ。 さあ出掛けよう。 今日はちょい寒いな。 上はハイネックトレーナーだけで大丈夫かな? 昨日は大丈夫だったけど。 ホテルのそばの定食屋で「沖縄そば」を食べる。 うす味の普通のそばだな。 500円と安いが私の口にはいまいちだった。 ゆいレールに乗り、美栄橋駅から首里駅へ。 そして首里駅から首里城までバスに乗れば3分だが、歩いても15分ということで歩いていく。 |
首里城公園 着いた。首里城公園だ。 私が沖縄に来るにあたり、絶対に観光しようとしていた場所が2つある。 それはちゅら海水族館と首里城なのである。 沖縄は今ではもちろん日本の1つの県となっているが、昔は琉球国という日本とは別の国家であったのだ。 そして中国や日本と交易を行い、400年も国家として栄えていたのだ。 でも江戸時代に薩摩藩に武力をもって占領され、その管理下に置かれ、さらには明治維新の廃藩置県の際に完全に日本に組み込まれて琉球王朝は完全に消滅したのだ。 この首里城は琉球王朝の王の居城であり、政治文化の中心だったところである。 なるほど、建物の作りが映画「ラストエンペラー」っぽい。 交易は日本より中国とのほうが長いので中国の影響だろうか? 最初は琉球王国、江戸時代に薩摩藩、明治からは日本国に統治され、戦後はなんとアメリカの施政権下(主権は日本だが)に置かれ、やっと1972年に日本に返還されたのだ。 琉球⇒薩摩⇒日本⇒アメリカ⇒日本か。出世魚みたい。 なんという波乱万丈な県なのだろう。 |
『琉球王朝 舞への誘』 というイベントを、たまたまやっていた。 琉球舞踊だそうだ。 非常にスローな舞踏であった。 |
首里城正殿 首里城には多くの殿、門、城壁がある。 この正殿は首里城のメインであり、琉球王国最大の木造建築物である。 そして一番絵になる建築物である。 |
大庫理(うふぐい) 正殿二階にある大庫理(うふぐい)という王座。 キンキラである。 ここで琉球王家の行催事が行われたそうな。 |
スタンプラリー スタンプラリーがあった。 もちろん子供向けではあるが、せっかくなのでちょっとやってみるか。 これは19カ所のスタンプポイントがあり、12カ所以上のスタンプを集めれば粗品がもらえるそうだ。 でも対象は中学生以下だとか。 私も観光しつつスタンプポイントを探してはスタンプを押していく。 するとこれは私のA型気質というか、押されたスタンプが増えてくるとうれしくなってくる。 そして全部押したくなってくる。やっかいな性格だ。 よし、めざすかコンプリート。 首里城の奉神門から中が有料区域になっている。 無料区域と有料区域のどちらにもスタンプポイントがあり、スタンプの台紙は首里城公園入り口ではなく、中ほどの有料チケット売り場のところにある。 つまり台紙を手に入れる前にいくつものスタンプポイントを見逃さざるを得ないのである。 ほう、なかなか小癪なことを。 有料区域に入り、一番手前のスタンプポイントには子供が数人が並んでいたので後回しにして、首里城正殿内の順路に沿って観覧する。 その中もたくさんのポイントがあり、そこは順路なので子供に混じって並んで押す。40歳のおっさんが。 順路に沿ってゆくと、なんと有料区域を出てしまった。 つまり有料区域の一番手前のスタンプを押し損ねてしまったのだ。 うわーヘタこいた〜。 一度首里城公園を出て、また最初っから入園し、台紙を手に入れる前にあるスタンプポイントでスタンプを押していく。 そして有料区域入り口のおねいさんにネゴシエイト(交渉)だ。 むろ 「あのう、一カ所スタンプを押し忘れてしまって、再入館は。。。」 おねい「再入館には再入館スタンプが必要です」 むろ 「え?スタンプラリーのスタンプが。。。?」 おねい「だから再入館スタンプが、あ、ないんですね」 なるほど再入館には再入館スタンプが必要なのね。 どっちもスタンプじゃ、ややこしいわ。(-u-)ゴルァ おねい「半券があるなら今回はいいですよ。『ほうしんもん』のスタンプは入ってすぐ右です」 むろ 「ああ、どうもありがとうございます(ぺこぺこ)」 ”おっさんがスタンプにこだわってるんじゃねーよ”というおねいさん心の声が聞こえる。 これでようやく有料区域内のスタンプが全て押せた。 あとは無料区域内の点在しているやつだけだ。 そしてついに最後のスタンプを押すことが出来た。 コンプリート。 快感である。 19カ所のスタンプポイントがあり、 12カ所以上のスタンプを集めれば、中学生以下なら粗品がもらえるそうだが、19カ所全部集めたんだから40歳のおっさんにも粗品くれないかな? 恥をしのんでやったんだからな。 その価値はあるだろう。 交渉してみるか? いや、さすがにそれはさらなる恥か。 お父さんの真似して 「息子が全部押しましてね、はっはっはー、息子は今トイレに行ってますわ」 というのはどうか? |
西のアザナ この首里城公園は丘の上にあり物見台もある。 それがこの「西のアザナ」 城下が見渡せる。 なかなかよい景色。 夜だと夜景がきれいだろう。 でもちょい寒い。 ジャンパー来てくればよかった。 昨日はあんなにあったかかったのに。 ううう、沖縄に騙された。 |
首里城そばのレストハウス 首里城そばのレストハウスに入る。 12:30 ちょっと休もう。 シークヮサージュースを頼む。タピオカ入り。 うむ、沖縄っぽい飲み物だ。 200mlくらいしかないのに400円もしやがる。 シークヮサーというものがよくわからん。 飲んでみるとちょっと苦みのあるオレンジジュースだな。タピオカはグミのようだ。 冷たいジュースを飲んだらさらに寒くなってきた。 うわーめっちゃ寒い。 これからゆいレールで県庁前まで行って国際通りを散策する予定だったが思ったが、一回ホテルに戻りジャンパーを着て来るとするか。 |
国際通り というわけで、ホテルに戻る。 で一息着いてジャンパー来て出掛ける。 おおージャンパー快適。 最初っから来てくれば良かった。 ホテルから歩いて国際通り。 昨日に引き続き、国際通りをゆっくり散策。 国際通りはお土産屋、居酒屋、お食事屋、シーサー屋などのお店が立ち並ぶ。 シーサーはすごいね。 すっごい数の種類のシーサーが店内に溢れている。 そして全部高い。 陶芸で下手っぽく作ったやつでさえ高い。 私ならもっとうまく作れるぞ。 高くなると60万円もするやつあったぞ。 だれが買うんだ? ゴーヤ、サーターアンダーギー、シークヮーサー、紅もも、ちんすこう、マンゴー、もずく、海ぶどうなど沖縄名物がお土産屋に所狭しと陳列されている。 海ブドウか、食ったことないな、どんなんだろう。 店先で海ブドウを凝視していると店員が話し掛けてきた。 沖縄の店員はよく声を掛けてくる。 東京者の私にはちょっとうっとおしく感じることがある。 店員 「海ぶどうですか?これは水に浸してもどすやつなんです」 むろ 「・・・」 店員 「海ぶどうは生(ナマ)がいいです。生のほうが全然うまいです」 むろ 「・・・ふーん」 店員 「生は店内にあります。こっちこっち」 店員に店内に連れこまれる。 店員 「これです。これは生なので水に戻さずそのまま食べられます。それにこれはけんさんです」 むろ 「けんさん?」 店員 「けんさんです」 むろ 「いや、海ぶどうって食べたことがなくて、どんなものかなって思って・・・」 店員 「あ、海ぶどうっていうのはわかめなんかと同じ海草で、水洗いしてから付属のドレッシングで食べるんですよ」 むろ 「ほぉ〜(海草なのか。果物じゃないんだ。そりゃそうだな、ふっ)」 店員 「それにこれはけんさんです」 むろ 「研鑽?」 店員 「けんさんです」 むろ 「(高倉)健さん?」 店員 「けんさんです」 むろ 「そのさっきっから言ってるけんさんってなんですか?」 店員 「沖縄県産です」 むろ 「はあ(沖縄県産の県産か、だったら略さず最初っからそう言えっつーの。(-u-)ゴルァ)」 値段は350円ということでお手軽なので買うことにした。 これはサーターアンダーギーとともの夜食としよう。 国際通りを1往復した。 2時間くらい歩いたか。 足が棒だ。 時間は16時、腹も少し減った。 さあ遅い昼飯を食うとするか。 国際通りの散策で目を付けていた定食屋に入る。 客は私一人。 ミミガーとラフテー丼を注文。 380円と800円。 ラフテーって角煮だね。めっちゃうまい。 昨日食べた煮物もたかが大根とニンジンだったけどめっちゃうまかった。 煮崩れいっさいしてないかったし。 沖縄は煮物系がいいのかな? ミミガーはいかんね。 ミミガーって豚の耳だよね。 こりこりしてみそ味で、冷たくて、ちょっとオイラの舌に合わず。 これはかなりいかん。 ミミガーだけ食べるのは辛いのでミミガーとラフテー丼を交互に食す。 ミミガーのまずさのあとにラフテー食べるとラフテーのおいしさ倍増。 いやーほんとうまかった。 というわけでホテルへ。 時間は18時。 ちょっと早い帰りだが、今日はこのくらいでいいだろ。 |
夜食 小腹が減ったので24:50に出掛ける。 遅い晩飯を食いに行くのだ。 夜歩くのはかったるいな。 適当な店はないし。 こういう時に酒が飲めればいいんだが、酒飲めねえからな。 仕方なく牛丼屋みたいなところに入る。 牛丼頼んでもしょうがないので、ゆし豆腐定食というものを頼む。 でもそれは牛丼+豆腐スープ。 沖縄は豆腐がいいのかな? 確かに豆腐スープはうまかった。 それよりなんと牛丼がめっちゃうまい。 なんと表現すればいいのか、タマネギが少なく、牛肉がおいしさ詰まってジューシー。 東京ではボロ布みたいな牛丼が出ることがあるっていうのに。 こっちの牛丼うめー、めっちゃうめー。 これで500円は安い。 ひょっとしてこっちはなんでもうまいのかな? ステーキ屋がやたら多いようだが、明日行ってみるかな。 |
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